絞りはカメラに入ってくる光の量をコントロールする為にあります。
ブラインドをイメージしてみてください。
角度を変えると光の入ってくる量が変わってきますね。
構造は違いますがカメラで受け取る光の量をコントロールしています。
本来カメラはシャッターと絞りの両方を使って光をコントロールしていますが、今回は絞り値(F値)違いによる効果ついてのみ説明していきます。
コンパクトカメラの撮影モードで「ポートレートモード」や「風景モード」はこの「絞り」をコントロールする事で出来上がってくる写真を変化させています。
カメラの液晶ディスプレイの中にF4とかF11などの表示を見たことありませんか。
この数字が大きければピントのきて見える幅が広がり、小さければ狭くなります。
絞りをどうするかを考えて撮れる様になると撮影する際に『どういう写真にしたいか』、をイメージしやすくなります。
人物のポートレートだから背景をボカして(F値を小さくして)撮影しよう。
風景で全体的にピントがきて欲しいから絞って(F値を大きくして)撮影しようという発想になればカメラ任せのオート撮影から卒業出来るかもしれません。
(c) OKA|写真素材 PIXTA
目の悪い人が遠くのモノを見る時に目を細めて見たりしていますが、これは目の絞りを絞ってピントのきて見える幅を広げてよく見える様にしているからです。